Kompleks Graffiti

音楽、イギリス、哲学等について記していきます。

六本木アートナイトに行ってきた

去年までは春開催だった六本木アートナイトが今年は秋開催になっておりまして、行ってきましたよ〜。

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とりあえず六本木はミッドタウンに到着して空腹だったため平田牧場でとんかつを食す。

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最初に見たのはミッドタウンの芝生広場の「Curtain Wall Theatre」。アイディアは面白かったけどもっとインパクトが欲しかったかな。何より芝生広場に立ち入りできたことが驚き。

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そこから移動し、国立新美術館へ。フランスのカンパニー・デ・キダムの「FierS a Cheval 〜誇り高き馬〜」のパフォーマンスがちょうど行われていました。ワルツの民族的な音楽が流れる中、馬が舞っていました。

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近くに来てくれました。馬は空気で膨らましており、その後ろの方で人が操っている形です。

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次は六本木ヒルズアリーナに移動し、珍しいキノコ舞踏団の「珍しいキノコ舞踏団のそれゆけ!アート・ナイトメア?」を観ました。ユーモアを織り交ぜていて見ている側を飽きさせない演出がされていました。全員で動きを合わせるよりも各人がそれぞれ動いているシーンが目立っていてそれぞれのキャラクターがあって面白かったです。あまり舞踏はみないのですが溌剌としていて自分も体を動かしてみたくなりました。

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会場の六本木ヒルズアリーナは名和晃平氏によるインスタレーションになっていました。

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続いてサントリーウィスキー「響」の特集がされているブースに行きました。

筆者はウィスキーでひどい酔っ払い方をしてから、ウィスキーを少し敬遠しているのですが、やはり色は美しい。有田焼、九谷焼のボトルも素晴らしかったです。

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右側に寄っていてすみません。青がとてつもなく綺麗。

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六本木ヒルズ内には所々に作品が展示されておりそのうちの一つ、チェ・ジョンファ「Love Me」羽の生えたピンクのブタさんで、呼吸するように上下に動いていました。

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最後にミッドタウン前の名和晃平氏のインスタレーションを観て帰宅。

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去年より少し地味な感じかという印象を受けましたが、やはり芸術はやっている人も見ている人も生き生きしていると再確認。

右に倣えが生み出す風変わり集団日本

 グーグルの予オートコンプリートを用いて作ったステレオタイプの世界地図がイギリスの新聞Independentのサイトに掲載されていました。

 

www.indy100.com

http://i.imgur.com/BVyGaLW.jpg

 

 このマップはグーグルで"Why 国名 is so ~"(なぜこの国はこんなに〜)と入力してオートコンプリートされたもので作られています。日本はというと「Weird」つまり「変」な国と見られているわけです。

 

 まあ日本はクレイジーだとかよく言われているので当然かと思いつつひとつの疑問が…

 

 日本人はよく協調性を大切にするとか言われてるにもかかわらず世界から見ると変な国なんですね。変な奴が嫌いな日本人なのに他国からは変な国と見られている。日本という国家を個人として考えたら日本人が一番恐れるであろう評価を周りからされているわけです。なぜ周りと合わせたがる日本人は世界からこのような目で見られるのでしょう。

 何の根拠にも基づいていませんが、日本の協調性重視の本質は特定の集団に所属する人間がその集団の価値観に疑問を持つことを許さないところにあるのでしょう。外国からお前ら変だよと言われようがこれは自分たちの価値観だと言って意固地になるのではないのでしょうか。

 もちろん変だと言われることが褒め言葉である場合もあるし、変だけれども大切にすべきことも多いでしょう。しかし世界から特殊に見られることはよしとするにも関わらず日本人は個人が変わっている(他から違う)場合にそれを受け入れるようなことはしないのではないのでしょうか。つまりたとえ集団の持つルール、道徳、価値基準がおかしいもので有っても、個人の個性を殺して集団の一員として振舞うことが第一に置かれているのが日本ではないでしょうか。

 だから100時間の残業も普通だと思う集団が出来上がるわけです。その業界や会社では普通かもしれませんが私は異常だと思いますし、他の基準、例えばヨーロッパの労働の感覚から見たら異常だと思います。「普通こうだ」とか「当然こうだ」という考え方は他人の異常性を否定しますが自分の考えが異常であるかは棚上げしています。そして普通とか当然というワードが出てきた場合、それは自分の意見というよりは自分が正しいと信じる集団の標準に合わせたものでしょう。しかし集団が普通かどうかは誰が判断しているのでしょうか。集団外から見てある集団が異常だった場合、そのなかの個人も異常にならざるをえないのが日本の協調重視の欠点ではないでしょうか。集団の信じられないものしか信じられないというのは宗教に近いものがあり、それゆえ個人的にはサラリーマンにも宗教のようなものを感じます。

 俗に言うガラパゴス化も結局のところ集団の内部しか見ていないことによる弊害では無いでしょうか。グローバル化と言いながら自分たちの集団の考えでしか物事を判断できないのであれば世界には勝てないと思います。

 広い視野を持ち、多くの考えに触れて自分の考えが良いか悪いか常に懐疑にさらしておくのがよいのではないのでしょうか。日本が変だと思われることが良いと思うのであれば日本の中の個人が変なことも許容しなければなりません。日本が変だと思われたく無いのであればもっと日本の集団というものを外から見つめ直さなければいけません。いずれにせよ日本にはまだまだ変わらなければいけないことがあるようです。

 

 

 

 

「夜と霧」を読んで〜生きる意味とは〜

 今回は読もう読もうと思いながら何年も読まずにいたフランクルの「夜と霧」の感想を書きたいと思います。

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 この書がとりあげているのは第二次世界大戦ナチスによる強制収容所での人間の心理の話。

 

 個人的には人生の意味に関する記述がとても興味深かったのでそこに触れていきます。

 

 フランクルが分析するに、この強制収容所という絶望的状況を生き延びた人と力尽きてしまったひととの違いは生きる希望を持てたかということ。強制収容所では生きる目的を見いだせなかった人は身体的にも弱り病気で死んでいったそうだ。しかし強制収容所という環境で生きる意味など持てるのでしょうか。フランクルは生きる意味を失ったと嘆く人にどう接すればよいのかを考え、根本的に生きる意味を問うことそのものを考え直すことに至った。

 

わたしたちが生きることからなにを期待するかではなく、むしろひたすら、生きることが私たちからなにを期待しているかが問題なのだ、ということを学び、絶望している人間に伝えねばならない。

 

 自分が人生に期待を持つのではなく、人生の方が自分に期待をしていると考えること。フランクルは例として、誰か愛する人が待っている、未完にしていた仕事が待っているというものを挙げています。自分を待っているものがあるのであって、自分の求めているものを期待するのではないということ。そして自分を待っているものを知ることで現在の苦しみなどにも耐えることができる。

 

自分を待っている仕事や愛する人間にたいする責任を自覚した人間は、生きることから降りられない。まさに、自分が「なぜ」存在するかを知っているので、ほとんどあらゆる「どのように」にも耐えられるのだ。

 

 そしてフランクルはこの自分を求めてくることが恒常的であるとは考えていない。その時々によって各人が求められることは違う。フランクルは生きることの定義をこう捉えている。

 

生きるとはつまり、生きることの問いに正しく答える義務、生きることが各人に貸す課題を果たす義務、時事刻々の要請を充たす義務を引き受けること

 

 よって生きることを一般化することは出来ない。その人にとって人生はその人だけのかけがえのないものであり、誰にも代わってもらうことは出来ないのです。そして人々は常にどのような状況でも(例えアウシュビッツのような極限状況でも)生きることから問われることに自由に答えることができ、そして自由であるがゆえにその人の人生は唯一のものになるとフランクルは考えました。

 

 実はフランクル強制収容所に収容される前から人間の精神において生きる意味が重要だと考えていたようです。フランクルの考案した「ロゴセラピー」がそれを体系化したものにあたります。ここで触れるとなかなか長くなってしまうので興味のある方はリンク先を御覧ください。http://www.ningengakkai.or.jp/about/frankl.html

 

 やりたいことをやって生きる、楽しくなければ人生ではないなど人それぞれ生きることを考えていると思いますが、それはどちらも自分が求める主体となっている人生観です。極限状態を生き残ったフランクルは、180度違う人生が求めてくるという結論に至ったようです。なかなかここまでの考えは浅薄な自己啓発本などでは見当たらないでしょう。

 正直なところ私は完全にフランクルの考えを咀嚼しきれてはいないと思いますが、自分が何をしたいかではなく、自分がその瞬間瞬間で何を求められているかを考えることは自分を別な視点で捉える良いきっかけになるのではないでしょうか。自分でやりたいことが出来ていて幸せな人はそれでいいと思いますが、みんながみんなそのようにできるわけではないでしょう。アウシュビッツのような状況でなくとも、自分が思いもよらない病気になってしまったり、周りの人が介護が必要になったりします。こうすると自分のしたいことはできなくなってしまいます。そのような状況でも生きる意味を持つことの大切さと持つためのヒントをこの本は教えてくれます。

 しかし果たして、精神病になっている人がこのように人生を捉えることが果たしてできるのか、つまり自由に選択をすることができるのかどうかは疑問に残りました。

 

 今回取り上げた部分はこの本のごく一部なので興味を持たれた方は是非ご一読ください。 

 

参考文献

ヴィクトール・E・フランクル 夜と霧 池田香代子

 

 

スター・トレック BEYOND 公開直前 サイモン・ペッグ特集!!!

 10月21日(金)からスター・トレックBEYOND公開ということで、イギリスネタを取り上げる本ブログとしてはモンゴメリー・スコット役で登場するサイモン・ペッグを特集するしかないわけです。

 

 最初に登場するのがサイモン・ペッグ

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Spacedまでの経歴

www.imdb.com

 サイモン・ペッグはイギリス・グロスター出身のコメディアン・俳優・脚本家。ブリストル大学で舞台、映画、テレビの勉強をしていた。

 ロンドンに移りスタンドアップコメディを始め、テレビ出演もするようになります。「Asylum」というコメディシリーズで監督のEdgar Wright(エドガーライト)とJessica Stevenson(ジェシカスティーブンソン、現在は結婚しJessica Heynes)出会う。

 1999年にこの3人が作り上げたのがカルト的人気を誇る「Spaced(スペースド)」。サイモンはスターウォーズオタクの漫画家を演じ、脚本も手がけている。スターウォーズEpisode I ファントムメナスのジャージャーのグッズを買いに来た子供にキレるサイモンはこちら。

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 このSpacedはとにかく様々な映画のパロディがちりばめられているので映画好きにもオススメです。

 AmazonのDVDボックスは恐ろしく高いですがTSUTAYAの宅配レンタルがあるようです。

tsutaya.tsite.jp

 

Cornetto Trilogy(コルネット三部作)

 このSpacedの監督エドガーと出演者のサイモンとNick Frost(ニック・フロスト)で2004年に作り上げたのがゾンビ映画の「Shaun of the Dead(ショーンオブザデッド)」で、これが大ヒット!この3人組で撮られた「Shaun of the Dead」に始まる「Hot Fuzz(ホットファズ)」、「The World's End(ワールズエンド)」の3本はCornetto Trilogy(コルネット三部作)と呼ばれます。

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 ちなみに三部作とは言ってますが3作にコルネットというアイスクリームが出てくるだけで何も関連はないです。あるとすればパブぐらいです。個人的にはストーリーがしっかりしていて、サスペンスな感じも楽しめるHot Fuzzが一番好きです。Hot Fuzzに出てくるJapanese Peace Lilyという植物の正体は何なのかがずっと気になっています。

 

その他出演作

 ミッション・インポッシブルIIIからベンジーダン役として出演。

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 ライムスターの宇多丸も絶賛した「宇宙人ポール」では主演と脚本。SF好きならばちりばめられたオマージュを楽しめます。もちろんSFはあまり観ない人にもオススメ。

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 そしてスター・トレックモンゴメリー・スコット(スコッティ)役で出演。

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 スコッティはスコットランド訛りなのですが、Simonの奥さんはスコットランド出身の方なのであまり下手なスコットランド訛りをみせるわけにはいかないようです。

Simon Pegg Explains His Scottish Accent In Star Trek | Anglophenia | BBC America

 

 サイモンはスタートレックBeyondには脚本としても加わっています。SF愛に溢れる彼が書く脚本に期待大です。

 

 というわけでサイモンペッグ特集でした。スター・トレックBEYONDは是非サイモン・ペッグにご注目を。

死んで当然は危険な考え〜死刑制度に関する疑問〜

7割超が死刑制度廃止に「反対」というニュースを目にして少し考えたことをまとめます。

headlines.yahoo.co.jp

 死刑に関しては様々な意見があるとは思うのですがFacebookのコメントに「それだけのことをしたのだから死んで当然」といった考えが見られ、個人的にはこのように考える死刑の是非を問わず危険だと感じました。

 その理由としては「それだけのこと」つまり「ある人が死んで当然な理由」はその時々によって様々な方向に行く可能性があり、それによって「死んで当然」な人の範囲も変わってしまうからです。極端な例を挙げますと、ヨーロッパの魔女狩りなんか「魔女だから殺されるべき」という考えのもと行われていたでしょう。実際のところ魔女ではないのにも関わらずです。宗教上や民族の紛争も同じだと思います。何かに属していること、何かを信じていることが「死んで当然な理由」です。また数々の独裁者は自分に反対するというだけで人を殺してきました。

 これらの例は第三者からみれば、そんなことで殺すのはおかしいだろうと思えると思いますが、自分が当事者だったら必ずしもそう思えるでしょうか。事実そう思えていないから殺しているわけです。いつ、どのように、誰に「死んで当然」の基準に変化が訪れるかは誰にもわからず、変わった時には手遅れかもしれません。

 反論として残虐な行為を行った人に対して「死んで当然」と感じることは世界の共通の感情であり、この基準だけは揺るぎないと考える人もいるかもしれません。この基準も歪んでしまうことが多々あるでしょう。上記の例の当事者達は自分たちが行なっていることが残虐だと考えているとは思えません。思っていたとしたら「死んで当然」という考えはむしろ残虐であるはずの自分達に向けられていたはずです。

 残虐な行為をした人間を殺すのは残虐な行為ではないという人もいるかもしれませんが、これこそ危険で残虐性というものが相対的になり、残虐が様々な形で正当化されてしまう危険性を孕んでいます。

 死んで当然と感じてしまうことを止めることは難しいですがそのことを何かをする理由に用いたりするのは危険だと思います。これからどのように世界情勢が動いていくか分かりませんが、誰々は死んで当然だと平気で思ってしまう人が集まってしまうと、集団で盲目的に人を殺してしまうこともありえるのではないかと思います。

 いまいちまとめきれていませんが今後このようなトピックを深めていければと思います。

 

 

私の考えるおすすめ英語勉強法

どうやって英語を勉強したか聞かれることがあるので自分がやってきたことを記そうと思います。ただしこれをやったところで劇的に何かの点数が上がることはないと思います。読む、聞く、書く、話すの総合力を高めたい人にはおすすめです。

 

シャドーウィング

ネイティブの話す英語を聴きながら真似ることです。学校などの教材のCDで初めは十分なので聴きながら、すぐに続いて声を出しましょう。リスニングと発音の両方を鍛えられます。また繰り返し行うことで文章がそのまま身につくので自然に口から出せる英語が増えます。映画やドラマの好きなシーンを真似るのも楽しいですよ。

読むことに特化したい人にとってはあまり効果のある方法ではないかもしれません。

 

自分で例文を作る

テキストの例文を覚えるだけではなく例文を作りましょう。やはり自分で考えると身につくと思います。

もし"This is a pen."という伝説の文章に遭遇したら

"Is this a pen?"という疑問文を作ることができます。疑問文ができたらそれに答える文章も考えてみましょう。"No. It looks like a pen but it's a chopstick."など自分の想像を膨らませてみましょう。

くだらない文章を考えるのも楽しいので捗ります。

 

独り言を英語で

部屋で1人だったら英語で独り言を言いましょう。簡単な言葉でいいと思います。

勉強しないとなと思ったら"I have to study." "I've got to study." と言いましょう。眠くなったら"I'm sleepy." "I'm tired."と呟いて寝ましょう。

 

自分で自分に空想でインタビューを行うのもおすすめです。自分で疑問文を考えて自分で好きなように答えましょう。自分の好きな物について誰かにインタビューされてると想定したりするとやりやすいです。

 

好きなものを英語で調べる

学校などなの教材は万人が読むためのものなので自分の興味は反映されているわけがないです。

趣味があったらその趣味の情報を英語で調べてみるのがいいと思います。洋楽が好きならNMEとか料理が好きなら英語のレシピを見てみましょう。

英語を学ぶ理由は人それぞれだと思いますが個人的に感じる最大のメリットは情報量が増えることです。日本語でネットで検索する何倍もの情報を英語なら得られます。自分の趣味の情報を世界中から集められるのは大きなメリットです。

 

読書

とは言っても最初は難しいし何を読めばいいのか分からないと思います。自分が本格的に勉強し始めた頃読んでたのは「ペンギンリーダーズ」シリーズです。難易度別になっており目に見えるレベルアップを図ることが出来ます。映画などを簡単な英語にしているものもあるので、何の話かさっぱり分からないという状況を防ぐことができます。

www.eigotown.com

英字新聞なども選択肢としてありますが、日本語でも新聞は多少難しい(記事によっては専門用語などが多い)ので英語だとなおさらハードルが高いと思います。。特に見出しなどは学校で習う文法通りのものではないので(受身形のBe動詞が省略されるなど)、英語に慣れていない段階では難しいです。

 

とにかくやる

身も蓋もないですがやることでしか身につかないと思うので、何でもいいので英語に触れるのが大切だと思います。

 

乃木神社で管絃祭を観てきた

ここ最近旅行記やイギリスネタを書いていたので久々に音楽ネタです。

 

10/13(木)仕事終わりに乃木神社での管絃祭に行ってきました。雅楽の奉納演奏でして去年も行きましてなかなか素晴らしかったので今年も参加です。

 

管絃というのは雅楽での管楽器と弦楽器(&打楽器)の合奏のことだそうです。この意味では舞は含まないそうなのですが、乃木神社の管絃祭は舞曲のプログラムもあります。

 

雅楽に関しては文化デジタルライブラリーに分かりやすい解説が載っています。

www2.ntj.jac.go.jp

 

まず乃木坂駅でポスターを発見。18時開始なのに仕事のせいでこの時点で19時を過ぎていました。忌々しいですね。

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乃木坂駅を出るとすぐ乃木神社です。

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夜の神社はあまり来ることがないのですが照明が控えめでいい雰囲気です。

演奏は下の写真の拝殿で行われました。肝心の演奏、舞の姿は写真に収めることは出来ませんでした。。。

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今回のプログラムは管弦の美濃山(みのやま)、陵王(りょうおう)、舞楽の春庭花(しゅんでいか)、狛桙(こまぼこ)だったのですが、自分は残念ながら最後の狛桙しか観られませんでした。。。よって狛桙のみの感想を少し記します。

 

狛桙は右方舞楽という朝鮮半島にルーツのある舞楽とのこと。ちなみに左方もありそれは中国がルーツだそうです。

 

この舞曲では4人の踊り手(舞人)が棹を持って舞います。これは高麗人が5色の棹を使って船を漕いで港にやってきたことを現しているそうです。踊りは4人が同じ動きをし、立ち位置はシンメトリックでした。

 

舞も素晴らしいのですがやはり音楽に携わっている人間として注目してしまうのは音楽で雅楽の音楽的に恐るべきはそのタイム感ではないかと思います。深呼吸をしながら聴くとちょうどよい拍子に感じられます。そんな雅楽の「時間」を担っているのは中央に置かれた太鼓で、

太鼓の音が表すのは「時間の循環」であり「音楽の節目に太鼓が打たれ、時間軸がリセット」される(文化デジタルライブラリー)

とのことです。

やはり日本の音楽が持つ時間はやはり欧米の音楽にはないもの。日本の音楽はノリではなく流れを 強調した音楽なのだと思います。日本の舞台芸術(能、舞など)に見られるゆっくりでありながら全てがコントロールされた動きとマッチします。

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最後に長慶子(ちょうげいし)が演奏され全演目が終了。

 

当日のパンフレットです。こんなに立派なものまでもらって無料とは。。。

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帰りに見かけたメルセデスベンツコネクションで完全に現代社会に戻されました。

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今度は是非能を観に行きたいです。

 

乃木神社はいい所なので是非訪れてみてください。

www.nogijinja.or.jp