Kompleks Graffiti

音楽、イギリス、哲学等について記していきます。

差別なのかどうなのか...

 イギリスに留学中に差別を受けたかどうかを振り返ると、あまりはっきりとしたものは受けていないと思うのですが、果たしてあれはどうだったのかというものがあります。

 1.理由もなく全力で雪玉を当てられた

 雪が積もったある日、帰宅中に何人かの少年に思いっきり雪玉を投げつけられました。果たしてあれは自分が黄色人種だったからなのかそれとも誰彼構わずそうやって投げつける連中だったのか。

 2.サービスが悪い

 接客を受けている時にすごく面倒くさそうに対応していたのは差別なのでしょうか。それとも誰に対しても悪い対応なのでしょうか。

 

 以上2点に関しては受け取り方によっては差別とも感じられそうな気がします。しかし外国という文化の異なる場所で、自分の身に起きたことは果たして人種に起因する特別なことなのかそれとも誰にでも起こることなのかというのは如何にしてわかるのでしょうか。

 特に訪れている国の言葉を理解していなければ誤解で差別と感じてしまうこともありそうです。例えばレストランに行ってガラガラなのにも関わらず入店を拒否されたとしましょう。店員はその国の言葉で何かを言いながら拒否していたとします。するとこちらとしてはなぜかガラガラの店に入ることができなかった。これはもしかして差別かなどと考えてしまうかもしれません。もしも店員が○○人は入れないとか言ってたら差別です。しかし貸切だとかこれから店を閉めるところだとか言われていたとしたら正当な理由です。

 なかなかどこまでが差別でどこまでが普通の対応なのかの線引きが難しいケースはあると思います。差別の根絶は当然目指すところですが差別ではないものを差別としてしまうことは無駄な嫌悪を産むことにも繋がると思うので注意が必要かもしれません。

 

 

iMovieでPV制作

筆者のバンドBasilica Atraの新曲を映像を公開しました。今回はこの動画の作成方法を簡単に説明します。

 

www.youtube.com

 

使用ソフト

iMovie

Adobe Illustrator

 

素材

今回のビデオで使った動画素材はPixabayというサイトからダウンロードしています。

 

pixabay.com

 

これがなかなか良いサイトで写真や動画を無料かつロイヤリティフリーで使用可能です。筆者のバンドではライブで投影する映像用にもここの動画を用いています。

 

またバンドロゴや文字はillustratorで作ってpngで保存し、動画の中でロゴ、文字のみが映るようにしました。

 

編集

iMovieはあくまでMacの初期装備なので、アクションが限られているのですが行った作業は以下の通りです。主に作業画面右上部を使います。

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・カット - 何本かの動画を細かく区切り、ランダムで混ぜ合わせました。動きのある動画になったと思います。作業画面下部のクリップにカーソルを合わせてカットで簡単にできます。

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・速度の調整 - 早回しにしてスピード感を出したり、スローモーションにしてメリハリをつけたりしました。

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・色の調整 - 白黒にしたのと火の色をカラフルに見せるための調整をしています。

・重ねる - ロゴと文字はオーバーレイのアクションで動画に重ねています。ピクチャ・イン・ピクチャなどを使っています。pngなら下のような感じでロゴのみが映るように出来ます。

 

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・文字の色 - Illustratorで文字の色を何パターンか作り、それを短い時間で繋ぎあわせることでネオンが光るようなエフェクトを作りました。要するにパラパラマンガの要領でロゴの色に変化を加えるという作業です。動画では1:40あたりになります。

 

これらの調整を一気に行うと負荷がかかるので部分ごとに保存して繋げ合わせた方がスムーズだと感じました。

 

素材なども自分で撮影したものなどを使えたらもっと可能性は広がるのではないかと思います。

ラッセル「幸福論」その① 〜リスクと愛情〜

 今後何回かラッセルの幸福論から気になった文章を取り上げたいと思います。ブログを始める前から読んでいた本なのでいきなり12章「愛情」から始めます。

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 この章でラッセルはAffection(愛情)を取り扱っており、愛情を受けることで安心、安全を感じことができ、そしてこの安心、安全を感じることが幸せへつながると主張しています。そんな章から一部抜粋いたします。

 

Within the four walls of his library the timid student feels safe. If he can persuade himself that the universe is equally tidy, he can feel almost equally safe when he has to venture forth into the streets. Such a man, if he had received more affection, would have feared the real world less, and would not have had to invent an ideal world to take its place in his beliefs.

 四方を囲まれた書斎で内気な生徒は安心する。もしこの宇宙も同じように狭いものだと納得できるなら、街へ飛び出さなければならない時にも同じように安心していられるだろう。そのような内気な人は、もしももっと愛情を受け取っていたとしたら、現実世界をそんなに恐れなかっただろうし、自分の頭の中に理想の世界を作る必要もなかっただろう。

 

 安心を得られればリスクをとることのに対する恐怖心がなくなり困難にも立ち向かえるとラッセルは語っています。子供の頃から愛情を受けていれば安心が得られるそうです。リスクを感じないことの利点をラッセルは以下のような例を挙げて説明しています。

 

If you are walking ober a chasm on a narrow plank, you are much more likely to fall if you feel fear than if you do not.

細い板で谷間を渡っているとすると、恐怖心を持っている方が持っていないより落ちる可能性が高い。

 

 子供の頃の影響から抜け出すことは難しいとラッセルは語っており、そんな残酷なことを言わないでもいいのではないかと思うのですが、恐怖心を持たない方が物事はうまくいくという考えは何かに挑戦する上でとても重要であると思います。

 

 

バートランド・ラッセルについて

 現在バートランド・ラッセルの「The Conquest of Happiness(幸福論)」を読みすすめておりまして、今後その中から気になる文章を取り上げていこうと考えているのですが、その序章として簡単にバートランド・ラッセルについてまとめておこうと思います。

 

経歴

 バートランド・ラッセルは1872年に生まれの、イギリスの数学者、論理学者、哲学者。学校には通わず家庭教師に教わり、ドイツ語とフランス語を習得。1890年にケンブリッジ大学トリニティカレッジに進学。数学学位第1級合格者となる。1894年にケンブリッジを離れる。ベルリンで政治、パリでは数学の研究を行い、1903年にThe Principles of Mathematicsを執筆。1910年にトリニティカレッジに講師として着任。ここでヴィトゲンシュタインを教える。第一次世界大戦が勃発するとNo-Conscription Fellowshipという平和主義の団体に参加。1916年にトリニティカレッジの職を解任。1918年には反戦の論説を書いたことにより6ヶ月間投獄。この投獄の間にIntroduction to Mathematical Philosophy(数理哲学序説)を執筆。1927年から1932年までは2人目の妻と学校の運営。1938年にアメリカに渡り、様々なトップレベルの大学で教鞭をとる。1944年にイギリスに戻りトリニティカレッジでの職を再び手にする。1950年にはノーベル文学賞を受賞。1955年物理学者アインシュタインとともに作り上げたラッセル=アインシュタイン宣言を発表。1950年代と1960年代は反核運動ベトナム戦争反戦運動に注力。1970年死去。

 

業績

ジョージ・エドワード・ムーア(G.E. Moore)とともに分析哲学の礎を築いた。

・論理学ではアリストテレス以来の伝統を打ち破ったと言われる。ラッセルのパラドックスなどでも有名。

・女性の権利や戦争などに関する著作も多く残しており、近年倫理学の面でも注目されている。

ノーベル文学賞"in recognition of his varied and significant writings in which he champions humanitarian ideals and freedom of thought."(思想の自由や人道的な考えのために書かれた多岐に渡る優れた著作を表して)与えられた。

 

女性関係

 人生で4回も結婚しています。不倫も多かったらしく、性的な関係は数年で飽きてしまうと語っていたそうです。何かで偉大な功績を残す男性はこういうところがあるようです。

www.telegraph.co.uk

 

 

 簡単ですが以上バートランド・ラッセルのまとめです。細かい業績を書くためにはもっと勉強しないといけませんので機会があれば。。。

アンディ・ウォーホルの名言10選 from BBC

少し前にヘミングウェイの酒に関する名言を取り上げたのですが、同じような形でアンディ・ウォーホルの名言がBBCのサイトに載っていたので訳してみようと思います。

 

www.bbc.com

 1.

I think everybody should be nice to everybody.

みんながみんなに優しく接すればいいと思う。

おっしゃる通りです。博愛主義ですかね。

 

2.

an artist is somebody who produces things that people don’t need to have.

人々がいらないというものを作るのが芸術家だ

 芸術は誰のものでもないということでしょうか…

実は続きがあるようで

but that he - for some reason - thinks it would be a good idea to give them.

しかし、何らかの理由でそれをあげるのがいい考えだと思うのが芸術家。

とのことです。確かに芸術は生活必需品ではないですからね。

 

3.

What’s great about this country is that America started the tradition where the richest consumers buy essentially the same things as the poorest. You can be watching TV and see Coca-Cola, and you can know that the President drinks Coke, Liz Taylor drinks Coke, and just think, you can drink Coke, too.

 このアメリカという国の素晴らしいところは、大金持ちも貧乏な人たちと同じものを買うという慣習を始めたところだ。コカコーラをテレビで観て、大統領や、エリザベステイラーがコーラを飲んでいると知ることができる。そして自分もコーラを飲めるんだと気付くんだ。

 自由の国の良さですね。

 

4.

sex is more exciting on the screen and between the pages than between the sheets.

セックスはシーツの間よりも、スクリーンや本のなかの方が刺激的だ。

美化するからでしょうか...

 

5.

People should fall in love with their eyes closed. Just close your eyes. Don’t look and it’s magic.

みんな目を閉じて恋するべきだ。目を閉じてみなさい。見てはいけない、そうすれば魔法のようだよ。

 姿に惑わされてはいけませんね。

 

6.

In the future, everybody will be world famous for 15 minutes.
いずれ、みんな15分間は世界的有名人になる
束の間の名声。盛者必衰。
 
 

7.

The best thing about a picture is that it never changes, even when the people in it do.
被写体の人が変わっても変わらないのが写真の良さです。

過去の 写真の自分よりも現在の方がよくありたいものです。

8. 

I don’t want to be smart, because being smart makes you depressed.
賢くはなりたくない。賢いと鬱になるから。
 考えすぎてしまうのでしょうか。そう考えているウォーホルは賢いような気がします。
 

9.

I like boring things
退屈なものが好きなんだ。
ウォーホルの作品は退屈ではないと思います。
 

10.

When I got my first television set, I stopped caring so much about having close relationships.
初めてテレビを手に入れた時、あまり親しい関係を持つことを気にしなくなった。

 テレビっ子誕生。

 

以上10選でした。興味があったらヘミングウェイのもご覧下さい。Cheers.

kompleks.hatenablog.com

Self-Sabotage(セルフサボタージュ)

 自分が求めていたものに近づいた時に何故かそれから遠ざかるような行動や感情を抱いたことはあるでしょうか。これをセルフサボタージュ(Self-Sabotage)と呼ぶそうです。専門家では無いのですがこの心理についてまとめてみました。参考程度に留めていただければと思います。

 

www.youtube.com

 

 セルフサボタージュの問題点は自分が自覚している目標などに対して、それと相反する行動、感情を抱くことにより、自分の持つ能力を発揮できず、目標も達成できないということです。そして自分の求めていることが手に入れられなければ、後悔の多い日々を送ることになってしまいます。

 

症状

セルフサボタージュに陥っている時の症状をいろいろなサイトからまとめてみると

・先延ばし(http://logmi.jp/68087 この記事が科学的で面白そうです)

・薬物、飲酒、やけ食い

・自己嫌悪

・鬱

・欲求不満

など多々あるようです。

 

原因

・失敗への恐れと自信の欠如. 特に変化への恐れが目標達成を阻むことがあるようです。

・自分は成功に値しないと思っている. 自分は幸せになれないと考えると、行動により、つまり不幸な道をたどることで正当化しようとしてしまうそうです。

 

原因と症状はお互いに作用しているようです。失敗への恐れから、目標を達成できずに自信の欠如へと導かれ、それを繰り返してしまいます。

 

対策

 この感情をうまくコントロールするためには、自分がセルフサボタージュになっているときを分析し、何が自分をその状態にしているかを明らかにすることだそうです。そしてそれが明らかになったら、自分がより良い反応をするように心がけることをしていくことを続けることで、セルフサボタージュのスパイラルから脱することができるようです。個人的には仕事やプライベートでのいい話を何故か断ってしまい、後々後悔するということが多いので、あえて断らないということを心がけるようにしてみました。

 

まとめ

セルフサボタージュには失望などから自分の身を守るという良い面も認められるので、その全てを否定するべきではないようです。

 自分の過去の行動を改めて振り返るとセルフサボタージュが多かったと思いますし、そして何より、その感情をうまく対処できていなかったと思います。私と同じように思っている人はセルフサボタージュという概念を頭に入れておくと、より自分の求めるものに近づけるかもしれません。

イギリス臭すぎて売れない?〜Jamie T編〜

 イギリスでは知名度があるのに日本では全然な人はたくさんいますが、今回紹介するJamie Tもそんなミュージシャンの1人。自分はイギリス感が強すぎて他国では売れてないのではないかと予想していますが、ガレージ感が好きな人はぜひ聴いてみてください。

 

Panic Prevention

 Jamie Tはイギリスはウィンブルドン出身のシンガーソングライター。2007年にPanic Preventionでデビュー。アルバムの音楽性はThe StreetsやLilly Allen、The Libertinesなどと比較されました。その中から"Calm Down Dearest", "Sheila", "If You Got The Money"がシングルカット。個人的にはSo Lonely Was the Ballad"が好き。

www.youtube.com

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Kings & Queens

 個人的に2009年リリースのKings & Queensは聴きまくりました。"Sticks 'n' Stones"と"Chaka Demus"がシングルカット。"The Man's Machine"とか"British Intelligence"もオススメ。というかこのアルバムはあまり捨て曲が無かったです。Panic Preventionのような気だるさはこのアルバムでは少し影を潜めています。

vimeo.com

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 Carry on the Grudge

2014年にリリースされたアルバム。あまりこのアルバムは聴いていないのですがその理由はシングルの"Zombie"がそこまで自分の心に響かなかったからだと思います。ただ"Rabbit Hole"は結構聴いた気がします。

※グロ注意

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Trick

今年2016年にリリースされた最新アルバム。シングル曲を聴いた感じは少しインパクトに欠けている感じがします。"Tinfoil Boy"も何がしたいのかイマイチ伝わらないです。

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個人的には最近のアルバムは少し停滞気味な印象です。初期のアルバムが若者的な勢いと脆さを感じるものだったかもしれません。しかしPanic PreventionとKings & Queensは本当にオススメです。

 

今回はここらへんで。Cheers.