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Kompleks Graffiti

音楽、イギリス、哲学等について記していきます。

ポジティブ過ぎても良くない

英語 哲学的なこと

 またまたBBCの記事で申し訳ないですが、プラス思考(Positive thinking)が怠惰につながるということが書いてあったので紹介。

 

www.bbc.com

 

 ビジネスにおけるプラス思考の重要性についてMichael Stausholmという実業家はこう説いています。

Positive thinking is something in the DNA of most entrepreneurs

プラス思考は、ほとんどの実業家のDNAに備わっているものです。

 

 プラス思考なしにはビジネスは始められないとのことです。しかしながら彼はプラス思考だけではいけないとも考えています。

 

Just being positive and happy go lucky is not going to work — it has to be mixed with realism

ただポジティブで成り行きではうまくいかない。現実主義とミックスされてないといけない。

 

 ポジティブだけではうまくいかない理由に怠惰になってしまうことがあるそうです。ニューヨーク大学の心理学教授であるGabriele Oettingenは仕事を手に入れたり、お金を稼いだりといった良いことを想像すると血圧が下がる、つまりエネルギーが無くなるということを発見したそうです。

 

They fantasise about it and then feel already accomplished and relax

良いことを想像することで達成した気分になりリラックスしてしまう。

 

  この場合、モチベーションを失ってしまい実行に移さないことが見られるそうです。

 

 しかしながら人間は元々楽観的であるという研究結果もあるようです。The Optimism Bias (楽観主義傾向)の作者のTali Sharotは人間はプラス思考への傾向が強いのだと主張しています。

people would automatically change the negative experience to a positive one — they would say, for example, that they broke up with their partner and found an even better one.

人はネガティブな経験をポジティブなものに無意識に変えるようです、例えば恋人と別れて、より良い人に出会ったという具合に。

 

 この楽観思考が何かを始めるモチベーションになっているとのこと。また楽観的な人はより健康的だという研究結果もあるそうです。しかしやはりポジティブが過ぎるとリスクを軽視してしまい危険だとのこと。

 この記事は最後にこのような言葉で締めくくられています。

“the opposite of positive is not negative — it’s having a sense of being realistic about what you can achieve and accomplish.”

ポジティブの反対はネガティブではなく、何を成し遂げる、達成できるか現実的になる感覚を持つこと

 

この記事を読んで、特に何も達成しようと思わなければ人は健康に楽しく生きられるのではないかなと思いました。楽観主義にはリスクが伴うが、そんなにリスクのない人生を歩むなら難しいことを考えない楽観主義は幸福への近道な気がします。しかしこのリスクのあるなしを考えるためには結局現実的な面を持たなければならないのかもしれません。

 やはり楽観と悲観(現実思考)のバランスが大切であり極端になるとうまくいかないようです。楽観的過ぎるとすでに成し遂げた気分になって何もせず、現実的過ぎるとリスクが強くて何もしない。楽観で動き始めて、現実的思考で舵をとるのが大切なのでしょう。