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イギリス留学記 飛行機編

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 留学していた頃(2009~2013)の夏は日本に帰国しており、実家でのんびり過ごしながら秋に渡英するための準備をしていた。そしてその準備の中で最も重要なものの一つが飛行機選びであった。

 確か一年目はブリティッシュエアウェイズ(以下BA)でマンチェスターまで向かった。これがヒースロー空港マンチェスター行きの便を8時間待ちという鬼畜な旅程だった。これはその前まで12時間ほど飛行機に輸送された体にはなかなか堪える。しかもこの時私には毛布が配られていなかった。搭乗の際、自分の席に毛布がなかったのだ。眠くなるまでは別に気にせず放っておいた。そろそろ寝ようかと、客室乗務員(イギリス人)に毛布がないから欲しいと伝えた。席はどこですかと聞かれたので〇〇ですと答えた。その後毛布がやってくることはなかった。なかなかサービスの質が高い。ついでに書いていて思い出したがマンチェスター到着の直前に水は入りますかと聞かれ、紙コップに水をもらった。なかなか飲みきれずにいたところ、コップに水が入った状態で着陸態勢に入り、水がこぼれないように着陸の衝撃をうまく吸収しながらコップを持ったまま着陸した。今思えば酷い扱いである。マンチェスターに着いたときは疲労困憊だった。マンチェスターの空港からは現地の学校が準備した車に乗って移動したがイギリス人の運転は結構飛ばす感じがあるので驚いたし疲れた体には辛かった。寮に入ってルームメイトとの挨拶もそこそこに眠りについた。

 2年目はエティハドかエミレーツだったか。確かエティハドである。BAに比べるとかなり移動時間は長かったが安さを選んだ。旅行時間は正確には覚えていないが21時間くらいだったと思う。はっきり言って辛かった。アブダビまでは10時間ちかくかかり、さらにロンドンまで8~9時間ほどかかったはず。そしてアブダビで乗り換えだったと思うが窓からの景色は砂漠である。何もない。空港内は寒く、ひたすらその寒さに耐えた記憶しかない。加えてロンドンに着いたあとも行程は長い。ヒースローからセントパンクラス駅へ移動、そして大学のあるシェフィールドまで2時間の電車旅である。しかも9月頃のシェフィールドはなかなか気温が低くなるのだ。。。電車の中で寒さに震えながら、一年で一番きついのはこの時だと思っていた。価格には理由がある。お金がないならこのような旅程を覚悟せよ。

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(2012年オリンピック前のセントパンクラス駅 ユーロスターなどもここから出ている)

 3年目、4年目はKLMを選んだ。KLMが一番である。価格も安く(エティハドよりは高かったはず)、トランジットでも時間を長くかける必要がない。快適すぎてあまり書くことが思いつかないくらいだ。強いて言うのであればアムステルダムスキポール空港に着陸する際にオランダの街が見えるのだが、見ごたえあるぐらい平坦であった。自転車大国となっていることに納得ができる。ただし留学の4年間でトランジット時にしかオランダを訪れることはなかった。

 イギリスまでの道中は今振り返っただけでも疲れてしまう。どう考えても密室で狭い座席の上で揺れに耐えるのだから体には堪える。さらに入国審査やらなんやらストレスが多い。ちなみに私は2年目あたりから機内食があまり喉を通らなくなった。色々な食材が混ざった匂いで吐きそうになってしまうのだ。その上食べたくもない時間に配給されるのだから具合悪くなる。機内を快適に過ごすのは難しい。