Kompleks Graffiti

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イギリス留学記 ポテチが美味しい

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 体に悪いのは分かっているのだがついつい食べてしまうものの中にポテチがある。塩分が高いことに加え中毒性の高い食べ物なので摂取には気をつけなければならないのだが、大学時代は毎日のようにポテチを食べていた。振り返ってみてもイギリスのポテチは日本のそれと比較にならないほど美味しかった。さらに値段も安く、量も多かったため、お腹の空きがちな学生にはたまらないものだった。

 ポテチの深い話をする前に知っておいて欲しいのだがイギリスではポテチのことはポテトチップスとは言わない。私もイギリスに行くまでは知らなかったが日本でいうポテチはイギリスではCrisps(クリスプス)と呼ばれる。ではイギリスでChips(チップス)は何かというとフライドポテトである。つまりFish & ChipsのChipsのChipsである。ただしアメリカ英語ではポテトチップスは日本と同じポテチである。

 さて私は今書きながらイギリスで最初に食べたポテチを思い出そうとしている。当時誰かが食べているのを見て買ってみようと思ったはずである。というのも海外で突然なにか食べ物を調達せよとなっても何が美味しいのか、果たして陳列されているこれは普通に食べられるものなのかといろいろと不安要素が多いのである。そこで私は人が買っているものを食べる。とりあえず食べられるものだという安心感をそこで得ることができる。このように私は人の真似しかできない冒険心のないやつである。

 おそらく最初に食べた、そして留学中最も食べたのはWalkersのポテチである。カルビーの堅あげポテトに似たポテチだ。2013年のイギリスのポテチ市場の56%はWalkersに占められていたとのこと(http://www.bbc.co.uk/food/0/22540908)。Walkersは基本の3種類が塩、オニオン、ビネガーがある。中でも中毒性が高いのがビネガーである。日本ではすっぱムーチョが近い味ではあるのだがWalkersは倍ぐらい酸っぱい。正直私はすっぱムーチョの酸っぱさには満足できない。ポテチはもっと酸っぱくて良いのだ。

 そんな定番中の定番のWalkersには何種類かブランド(?)があり個人的によく食べたのはSensationsというポテチである。こちらはスタンダードな薄めスライスのポテチで、アジアンテイストの味が何種類か存在し、スウィートチリとローストチキン&タイム味がお気に入りだった。味付けにどこか爽快感があり、後味がすっきりだった。この暑い夏にSensationsとうまいビールがあれば困ることはないだろう。

 もう一種類取り上げよう。McCoy'sである。McCoy'sはギザギザの厚めのポテチで、体に悪そうな味付けである。ポテチがそもそもそんなに体によくないのにMcCoy'sはそれを体感することができる。時折食べていた味付けがFlame Grilled Steak、つまりステーキ味である。これが添加物だらけな味がする。そして何より塩っぱい。McCoy'sに関しては私はさすがに味が濃すぎて中毒にはならなかった。こちらは時折アクセントとして口にしていた。

 日本に帰国してイギリスにいた頃に比べるとポテチの消費量が減った。これは健康を考えればとてもよいことだと思うが、なぜかイギリスで食べたガツンと来るポテチが食べられないという喪失感がある。私の大学生活を彩った食べ物はポテチであり、ポテチ無くして今の私はない。健康に留意しつつポテチをかじっていきたい。