Kompleks Graffiti

自転車、音楽、イギリス、哲学等について記していきます。

イギリス留学記 シェフィールドという街

  私の留学先のシェフィールド(Sheffield)はイギリス中部に位置する。ロンドンからは電車で2時間強の旅である。ちなみにイギリスではシェフィールドは北部と呼ばれる。これはイングランド北部に位置するためだ。Northern Accentつまり北部訛りと言われる訛りはイングランド北部の訛りのことであり、スコットランド訛りとは別である。

 

 私のシェフィールドのイメージは坂と緑である。シェフィールド駅に降り立つとまず出迎えてくれるのは坂である。駅は東西に延びる谷底のような場所に位置しているため北向きにメインエントランスがある駅からはまず坂が見えるのである。坂が多いのはシェフィールドがシェフィールドはグレートブリテン島の中央部に位置する、ペナイン山脈(The Pennines)の麓の丘陵地帯に位置しているからだ。坂の街ゆえにメインストリートも坂であり、私の通っていた大学まではほとんど登りである。タモリ氏のような坂が好きな人は歓喜する街だ。

 

 そしてシェフィールドは緑が多い。シェフィールドの自治体のホームページによると一人当たりに対する木の数がヨーロッパ1だそうだ。よくわからない統計である。いずれにせよ、体感としてやはり緑は多く、芝が綺麗な公園がいたるところにある。坂から眺めるシェフィールドの街並みは綺麗である。特に晴れた日は芝が映えて美しい。

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駅の南側から街を望んだ写真 加工したものだがオリジナルは残っていない

 シェフィールドは観光地ではなく、外部の人間からするとそれといって見るものはない。友人や家族が遠路はるばる訪れにきてくれたが、基本的にはそこらをお散歩して食事して終わりである。しかし個人的にはそんなシェフィールドの観光地ではないところが良い。街中へ出かければ必要なものは揃うし、少し街を外れれば緑の多い落ち着いた街が広がっている。これ以上何が必要だろうか。治安もイギリス国内では良い方であり、イギリスの天気に順応できれば精神的に落ち着いていられる都市である。私はマンチェスターにも住んでいたことがあるが、好きなのはシェフィールドである。街の規模はマンチェスターの方が上であるのだが(人口はシェフィールドの方が多いが)、マンチェスターはどこか荒々しい感じがする。それに対してシェフィールドは穏やかである。

  

 ここまでシェフィールドの漠然としたイメージを書いてきたが、少しシェフィールドにゆかりのあるものや人を紹介しよう。なかなか有名どころもあるのである。

 

音楽:シンセポップのThe Human League、ブリットポップを彩ったPulpや現在のイギリスロックを牽引するArctic Monkeysはシェフィールド出身。

 

スポーツ:陸上7種競技金メダリストのジェシカ・エニス=ヒルやボクシングのナジーム・ハメドはシェフィールド出身。またシェフィールドではスヌーカーというビリヤードの一種の世界大会が行われる。この競技はイギリスでは非常に人気が高い。実際面白いので知らない人はぜひ動画などを観て欲しい。ちなみに私はRonnie O'Sulivanという選手の最高得点の最速記録を観てスヌーカーの凄さを知った。

 

映画:ショーン・ビーンやモンティパイソンのマイケルペイリンはシェフィールド出身。またシェフィールドは映画フルモンティの舞台にもなっている。最近ではFour Lionsというテロを風刺した映画が出ており(日本では未公開)面白いらしい。

 

 まだまだシェフィールドについて書きたいことはあるが今回はこの辺で終わろうと思う。少しでもシェフィールドの魅力が伝われば幸いである。