Kompleks Graffiti

音楽、イギリス、哲学等について記していきます。

エネルギーを保存して新しいことを始めよう

 新しいことを始めるのは相当なエネルギーが必要だ。実のところ明日秩父の方まで自転車で行ってこようと考えており、人生初の輪行をする可能性があるため準備を行っていた。具体的には輪行のやり方の習得と必要なものを買い揃えた。特に輪行袋に自転車を入れる作業が神経を使うためひどく疲れてしまった。慣れない作業であることに加え私の自転車のフレーム素材であるカーボンはアルミより壊れやすいと聞くので余計気を遣う。

 そんなことをやっていた時にふと何でも新しいことを始めるのは相当なエネルギーを使うなと再認識した。自分が留学したときのことを考えると、よくそんなエネルギーがあったなと思う。今やれと言われてもちょっと厳しい。留学するためにやったことをリストアップすると

・英語の勉強

・IELTS(イギリス英語の試験)でのノルマ達成

・願書の提出

・ビザの取得

・航空券の予約

・住居の確保

・パスポートの申請

・高校の先生に推薦文を書いてもらう

などなど。

 少なくともこれくらいのことが留学には必要だったのだ。考えるだけで疲れる。これらのことをするエネルギーが当時はあったのだなと感心する。

 新しいことを始めるには相当なエネルギーが必要だとすると、日常生活でいかに上手にエネルギーを使うかで新たなことにチャレンジできるかできないかが変わってくるだろう。そうなると日々、上手にエネルギーを使う必要があるため、過剰に何かをすることは避けた方が良いと考えられる。日常的な暴飲暴食、過剰な労働、睡眠不足などは無駄なエネルギー消費だ。できるだけ起きている時間はやりたいことにエネルギーを使うことを目指すべきで、そのために日頃の生活における自分自身のメンテナンスが大切そうである。根拠はないが実業家などは見た目が健康そうな方々が多い気がする。自分自身のエネルギーを確保しているのだろう。

 日本は残業が多いため、睡眠不足や食生活の乱れなどが多く、エネルギーの「浪費」が著しいのではないか。個人個人がエネルギーを新しいことをすることに使えるようにすれば、イノベーションが生まれやすい環境ができると私は考える。哲学者バートランド・ラッセルは1日の労働時間を4時間にすればもっと社会は文化的になると語っていた。これは極端な例であると思うが余暇の必要性については同意できる。

 もっと日本は余暇を礼賛した方が、結果的に社会が良い方向に動きだすと思う。ただ皮肉なことに残業を礼賛し、有給の取得を奨励しないといった、日本に染み付いた労働の価値観を劇的に変えようとするエネルギーは日本には残っていなさそうである。